2012年10月13日土曜日

後期会議前に確認したい6つの「努力」



カーターvs. フォード。議論の最高決戦。




 模擬国連界隈の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私の所属する神戸研究会は本日が研究会後期会議の最初の日で、(きっとディレクの思っていたこととは違う)ドラマチックな展開(?)で幕が開きました。私も老メンなのにいろいろ出しゃばって、肩身が狭い思いです。(笑)

 さて、そんな今だからこそ確認したい「模擬国連を楽しむための6つの努力」について、今回はご紹介したいな、と思います。この6つは独断と偏見(笑)ですが、みなさんの参考になれば嬉しいですね♪ 特に新メンの人向けに書いています。

 それでは、6つの努力です。



1 会議で1度は喋ってみよう。


 会議1回1回で、1度は喋るようにしてみましょう。コーカスのグループ内交渉ならばグループで、インフォーマルの全体討議ならプラカードを上げてみる。まぁ発言によって国益が損なわれる、なんてこともあるかもしれませんが、何も喋らないで国益が増進することもないですよ! とにかく喋ってみること、間違ってもよく分かってなくても喋ってみること。これが模擬国連会議を楽しむ最大の秘訣。

2 メモを取ってみよう。


 人の言ったことってなかなか脳裏から消えていきますよね。これ、聞いている人だけに言えることではなくて、喋っている人にも同じことが言えます。だからメモを取っていましょう。「先ほど○○大使はこう仰っていましたが……」「先ほどの□□発言に賛成で、だから★★……」というように、前の誰かの発言につなげて自分のイイタイコトを言ってみると、会議についていけるようになりますよ^^

3 PCを閉じよう。


 PCは害悪です。スピーチの原稿やDRを書きたくなる気持ちは分かりますが、発言者の顔を見てみることのほうが大事です。人間のコミュニケーションって不思議なもので、発言の内容と発言者の態度が違うときがあるんです。(専門用語ではMessageMetamessageの不一致)言葉ではなくて、身振り手振りや顔の表情を掴む方が、その人が何を言いたいのか分かりやすくなる材料になりますよ! だから、顔が下に向いちゃうPCは閉じてみましょう。どうしても必要になれば、開けばいいんです。因みに筆者は3度ほどPC持ち込まずに会議をやり過ごしたことがあります。(故障したPC買い替えられなかっただけですけどネ)

4 文言を書いてみよう。


 自分のイイタイコトを文言にするのって、意外と難しいんです。なぜかって? それは、決議案(成果文書)が全部文字だからです。自分の頭の中にあるイメージを言語化することはなかなか難しく、5W1Hとか、その他の論理メソッドを使って、上手く自分のイイタイコトをダブりなくモレなく書く必要がありますよね。(MECE思考なんて言うのかもしれません)もしかするとそれを英語で……。タフなことではあるけれど、その分自分が作った文言が載った決議が採択されると「ちょー気持ちいい」ですよ!

5 しっかりYesNoかを考えよう。


空気に流されてはいけません。え、投票行動の話かって? いえいえ、それだけじゃあない。モーションの賛否、グループ内意見調整の賛否、なんだってそうです。Yesか、Noか。グレーゾーンはよくない。棄権、って方法もあるけど、あれは思考放棄というよりは限りなく黒に近いグレー。決して棄権に逃げちゃダメ。やるなら堂々と。
YesNoかを決めるときに、分からないことがあると何も決められないよね。だから発言することが大事だし、質問することが大事。

6 (少し上級者向け?)アドリブで1分スピーチをしてみよう。


 慣れてきたら、原稿抜きでスピーチしてみたいです。まずは1分だけでも。
 棒読みのスピーチは誰も聞いてくれない。我が国の総理は棒読みが多い(?)けど、アメリカのオバマ大統領は聴衆に目で訴えかけてる。この差は大きいんじゃないかな。
 そして、アドリブスピーチは自分がいかに物事を適切に説明できないかを浮き彫りにしてくれる。(たまにカリスマはいるけど。)20秒で説明できるかな、って思っていたことが、意外と3分くらいかかったり、伝えたいことが途中で抜け落ちちゃうことがある。そんな時に、自分のコミュニケーションの癖を見つけることが出来るかもしれない。そうしたら、次のスピーチではもっともっとカッコ良く人に「伝える」ことが出来るようになる!





どうでしたか? 周りの「すごいな~」って思っている人は、結構この6つを実践しているんじゃないでしょうか。もし自分がこの6つをなかなか出来ていなかったら、一つずつ、会議に参加する前に「今日はこの目標をクリアするぞ!」って思ってみてはいかがでしょう。会議が終わったころには、きっと新しい模擬国連の世界があなたを待っています。

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