2012年7月18日水曜日

今、BGを書いてみる9つの理由


今、BGを書いてみる9つの理由




関西大会・第一委員会会議監督です。つい先日、関西大会の全会議のBGがオンライン上にUPされました。(参加者は閲覧できます。)初めて会議監督の立場からBGを執筆・編集しましたが、終わってみると反省したいことばかりですね……。でもいい思い出です。

 今回は、ブログネタとして、新・旧メン対象に「今BGを書いてみる9つの理由」と題してBG執筆の楽しさといいことを話してみたいと思います。後期会議や春の会議でBGを書いてみようかな、とか、少し難しそうだけど挑戦してみたいな、と思っている人は、是非参考にしてみてください。


1.    書くことに慣れる。

最近はtwitterのご時世。長い文を書くことが無くなってきています。BGは短くても4ページくらい任されるもの。タイプ打ちも早くなるかもしれません……あ、もうPCじゃなくてiPadとかで打つ時代? 時の移り変わり早いですねー

2.    ディレクと仲良くなれる

 その議題を研究した会議監督と仲良くなれます。私のような会議監督と仲良くなってもしょうがないかもしれませんが(苦笑)、議題の世界にのめり込んだ面白い会議監督がたくさんいるのも事実かなぁ、と。その分野にかけての楽しい話もたくさん知っているかもしれません。

3.    資料収集を学ぶ

 書くために必要な資料をどう集めるか、学ぶことになります。私の場合、未だにデスクの左端に本が「つんどく」されてます。どうやって集めるのか、も会議監督が教えてくれるかもしれませんね。また、効率よくどう収集するかも学べることです。流し読みや、一部読みという手法も大事だと実感できるかも……

4.    〆切を学ぶ

 これでかいですね。ついついレポートの〆切って迫ってくるじゃないですか。自分がどれくらいのスピードで書けるのかを学ぶことができます。たぶん卒論や修論であまりに死ぬ状況に追い込まれることがなくなります。
 ちなみに今回、自分は1ヶ月くらい遅れました……笑えないお話。

5.    推敲の大切さを知る

 これ、終わってみないと分かりません。終わって読んでもらって初めて分かるのかも。
 自分が書かなきゃいけないことって6割も書けないもんです。なので、早い段階で原稿を仕上げて、そこから推敲に入る必要があるのですが……その大事さを学べるかもしれません。BGスタッフならば、ディレクが推敲指示与えてくれますね♪

6.    たくさんの視点を学び、視点がつながる

 この感覚は快感です。すごい先輩っているじゃないですか。そういう人って「全然関係ないだろ」という知識を結び付けてきますよね。BG書くと、そういう背後がほんの少し分かるようになる、経験的にそう思います。
 delegatesとして頑張る際にも、応用が効くかもしれませんね^^

7.    一応、胸を張れる分野が出来る

 BGスタッフを頑張ると、その分野で少し偉そうな顔をできます。(特にその会議では無双です)私の場合、新メンの後期会議で全然興味のない教育の援助方式に関して最新の状況を調べたのですが、後に全日本大会のBGで同じ部分を執筆することになりました。
その一方で学問に対する自分の限界を知って、謙虚になれるのもいいことですね。

8.    BGから発展できる

 自分がBGを書くと、書き手側の視点からBGを読むことができるようになります。この書き手は何を意図しているのか? ということを念頭に置きながら読んだり、この部分は世間一般的な見解なのか、執筆者の見解なのか、引用された見解なのか、と与えられた情報としてBGを読むのではなく、発展的に読んだり、ということができるようになります。

9.    会議監督(ディレク)というキャリアを描けるかもしれない

 BGスタッフは会議監督というモギコク・キャリアに一番近いところにあると思います。モギコク・ライフはとても短いと私の友人が言っていた気がしますが……そのキャリアの中で、会議を作ってみたい、と少しでも思っているなら、BGスタッフはそのスタートラインを与えてくれるかもしれません。


以上、BGに関する好き勝手な9つの見解でした。何か疑問・質問があればブログのコメントをご利用ください。
 
茹だるような暑さと迫りくるテストの恐怖の中で、もぎこっかーの楽しい日々に少しでも寄与できれば幸いです。

2012年7月6日金曜日

2次募集について

 ブログをずっと続けて書くのは難しいんだな……と感じています。三日坊主の会議監督です。


 テスト前に所用あって故郷に戻っているのですが……雨がすごいですね。みなさんの家の近くは大丈夫ですか? 川の氾濫には十二分にお気を付けを。






 さて、今回は7/4から始まっている二次募集に関してご連絡させて頂きます。
 二次募集では、一次募集で担当者が決まっていない国、また残念ながらキャンセルされた担当国に希望者が先着順で配属されていきます。なので、「関西大会行ってみたいなぁ」「いろんな人に会ってみたいなぁ」と思っている方は、お早めのご検討をおススメします。


 なお、二次募集の締切は7/12(火曜日)です。


 関西大会のHPも随時更新されているので、皆さん確認してくださいね。


http://www.kansai-mun.org/kmunc12/








 ここからは、第一委員会会議でまだ残っている国(7/6 1時現在)の紹介をさせてもらいますね。






 Algeria, Colombia, Ethiopia, Iran, Kenya, Syrian Arab Republic, Ukraine(7ヶ国)が、現在も募集させて頂いている国になります。






 まだ残っている国の中で、会議監督としては分かりやすい対立軸を持っている、という意味では、Iran, Syria, Algeriaは中東絡みでやりがいのある国でおススメです。
 本大会ではESSでパレスチナ問題が扱われるため、隠れがちな論題になるかもしれませんが、中東地域の政治的問題は依然として世界の課題として残っています。容易に対立軸を炙り出すことはできますが、簡単には解決できない地域の問題です。先日、武器貿易条約(Arms Trade Treaty)策定会議という会議が国連の下で行われたのですが、その際もPalestineの権利の扱いを巡り、条約の本旨とは全く異なる部分で対立が起きました。


 Iranは皆さん御存じのとおり、核問題をめぐって鋭く欧米諸国と対立しています。しかし、一度国内事情を見てみると、日本の報道では浮かんでこないアフマディネジャロ大統領の、宗教と政治の間を巡る苦悩が垣間見られ、政策立案のし甲斐のある国です。希望する方には、日本でのイメージに捉われないリサーチを目指してもらいたいですね。


 Syriaも皆さんご存知の通り、宗教間対立が根深く、内戦状態に突入しているともいわれる大変な国です。そして、昔よりIsraelと係争してきたという歴史があります。今、最も理解が難しい国の一つだと思います。


 Algeriaは、個人的になかなか日本の模擬国連で人気のない国だなぁ、と思っているのですが、今年の春に自分が担当したこともあり、かなり思い入れのある国です。AUの中でも、リビアの隣だからでしょうか、アフリカの一体感を重視するイスラム色の濃い国だと捉えています。アフリカに属しながらも中東に鋭い視線を投げかける国をやってみたい方は、検討してはどうでしょうか。






 Ukraineは、国際宇宙商業シェアの8%を占める、宇宙開発の先進国です。旧ソ連時代に培った能力は、日本にいるとさほど評価されていないように感じますが、洗練された宇宙技術を持っていると言えるでしょう。


 ただ、宇宙の軍事利用に関しては難しい舵取りをしなければいけないかもしれません。アメリカには東欧ミサイル防衛配備計画というものがあり、これにウクライナが絡むことで、ロシアの神経を尖らせる可能性があるのです。アメリカとロシアの二大国のはざまでどう動くか、実に面白い国だと思います。






 Colombiaは、二次募集で唯一の南アメリカの国になります。スペースシャトル・コロンビア号は聞いたことがないでしょうか。残念ながら事故で失われてしまったスペースシャトルなのですが、シャトルの名に冠するほど、コロンビアと宇宙の繋がりは強いと言えます。特に、技術者にとってはその思いが強く、NASA出身のラテンアメリカの人々の尽力により、ここ数年の南アメリカの宇宙利用は急速に進んでいます。地域協力と軍備管理の繋がりを考えるには、いい機会を与えてくれる国でしょう。また、後述の「ボゴタ宣言」の調印国の1つでもあります。






 Ethiopia, Kenyaは、アフリカの宇宙開発に興味はあるのですが、なかなか自国の力だけでは宇宙利用を行うことができない国です。ところが、この2ヶ国は赤道直下にあり、この国の上空を衛星がたくさん飛び交っています。当然、上空に衛星が飛び交っている、ということは打ち上げも行いやすい、ということになります。事実、ケニアの沖合には、以前サンマルコ射場というものがありました。


 ケニアを含む8ヶ国が、以前「ボゴタ宣言」という興味深い見解を打ち立てました。これは、特定の宇宙空間(赤道上空の軌道・高度35,786km, 静止軌道と呼ぶ)に赤道国の主権が及ぶと宣言したものです。当時の新国際経済秩序を希求する途上国の強い意気込みを感じることができますが、今となってはこの宣言の多くの部分が破棄されていると言われています。しかし、宇宙空間に何かしらの利益を得ることができるかもしれない、そのような政策立案を可能足らしめる地理的状況にある国という部分は、注目すべきだと思います。Ethiopiaはこの宣言に調印しておらず、Kenyaは調印しています。さてどのように主張が変わってくるのでしょうか……。








 以上、長くなりましたが、空きのある国についてそれぞれ会議監督からコメントさせて頂きました♪ 会議監督もものすごく調べた、というわけではないので、どの国でも追加リサーチ・政策立案の過程でさらなる国の面白みが発見できると思っています。


 皆さんと、これらの国々の夏の関西大会での出逢いを、会議監督は七夕を明日に控え強く願っています!


 私自身は早く運命の人に出逢いたいですけどね…… (。っω-。) 








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