本日7/8をもって、このブログを閉鎖させて頂きます。
ほとんど模擬国連との接点がなくなったため、日本での模擬の発展をずっと見ていきたいと思っています。
さて、立つ鳥跡を濁すわけですが、残念ながらまだ日本模擬国連ではMUNBISnetが稼働していないようなので、今後も宇宙系の議題、特にPAROSを議題に取り上げたい方用に、拙著をこのまま掲載し続けようと思っています。
・BG公開(宇宙における軍備競争の防止)
・BG公開(不拡散/朝鮮民主主義人民共和国)
・BG公開 NEW! 2014, 京都研寄稿BG(宇宙における軍備競争の防止:自衛権と抑止政策から眺める宇宙法・宇宙政治)
この三作が、ほぼ私が編集・執筆した作品になっており、だいたいミサイル系・宇宙系の議題として特化した形になっています。今回は京都研究会で「宇宙における軍備競争の防止」が前期会議に取り上げられたということで、自衛権に絡んだ宇宙の議論を展開しました。
正直、あまり出来はよくありません。国際法の理解が乏しいことと、自衛権という難解なものを調査する時間が不足していたことは否めません。著者として悔しいところですが、今後のもぎこっかーにさらなる「宇宙系議題」の発展をお願いしたいと思います。
宇宙といえば開発が主な議題で、それも取り上げられるのが筑波支部であったり北陸支部であったり、アメリカがABM条約を脱退した2002年からなんとなく日本は模擬国連含め、宇宙の安全保障について平和ボケしていた感があるように思います。しかし、宇宙基本法の策定、JAXA法の改定などが進み、また安倍政権が宇宙庁の創設を考えたり、とある企業が軌道エレベーターを創るとぶちまけたり、またまた『オービタル・クラウド』というスペースデブリとASATをモチーフにしたSFが出版されたり、と、宇宙に興味を持つ人が増えているようです。
その結果、本年はPAROSもしくはPAROSに類似した議題が国立・早稲田・京都各研究会で議論されたと聞いています。拙著BGも少し参考になったと聞いており、著者として嬉しく思っています。
海外ではメジャーな議題だったPAROSが、今後も模擬国連界でもぎこっかーの研究の一助になり、発展していくと嬉しく思います。
2014年7月8日火曜日
2014年6月9日月曜日
「読み物」としてのBGを追求
久しぶりの投稿。
模擬国連には関わっていないが、少々物書きをする日々が長くなっているので、後のディレクのために一つ面白いものを紹介したいと思う。
アウトライン・プロセッサ。
なんぞそれ、と思う方がいると思いますが、今から紹介していきます。
まずは、ディレクにとってのBGについてからお話しましょうか。
BGというのはどんな形態であってもよいと思いますが、一つの読み物として完成しているととても綺麗です。
一つの読み物とは、冒頭から最後までロジックで一つの筋が通っている、ということです。
人にBG執筆を依頼してしまうとどうしてもこれが難しくなりますが、せめて章単位で筋は通すべきです。
コピペの連発なんて論外ですよ。締め切り間際に「分からないのに書く」というのは一番やっては行けない行為です。それは、書かない方がマシなんです。書き手のバイアスを会議参加者に与えてしまうことになるからです。書くということはその分野に責任を持つということです。
でも、リサーチは教えてもらったことがあるけど、「書き方」なんて教わったことが無い――そういう方ばかりでしょう。そこで、今回、「書き方」について一つのソフトを紹介します。
http://autla.com/
アウトラ、というソフトです。
どういう風に使うか、というと、
私ならこんな感じ。
そもそもなんですが、ディレク(特に研究会の)に多いパターンとして、
いきなりBG書こうとするところから始める人が多いんですね。
それは、まずい。
まずこの会議でいけるのか、ってリサーチをして、その上でBGにしてみるとどうかなー、という考慮をする時間が絶対に不可欠です。
その際に、このアウトライン・プロセッサは使えます。
BGとしてデリに伝えないといけないことをどんどん列挙していけばいいわけですが、
そのなかで自分の知らない知識とかがどんどん出てくるわけです。
それをBGスタッフに投げる前に、図で言う作業フォルダに、自分の分からないことを明示することが大事なんですね。これが最終的に「読み物」としてBGが成立するかに関わってきます。
なぜなら、筋道が通るかどうかがここで分かれるから。
自分が分からないことを放置したまま人に投げたら、そりゃああなたの思っているものと違うものが完成したって文句は言えません。
で、そうなると最終的に「論点」がぶち壊われるんですね。
これまで模擬国連会議、何度も関わってきましたが、最後の最後で論点がダメ、というケース、よく見かけます。
それはきっと、「分からないことを分からない」まま放置して、筋道がたってないままBGを創っちゃうからじゃないのかなぁ。
というわけで、全国の悩めるBGライター、もといディレクさん。
こういうソフトもあるんだな、ということを知って頂ければ。
模擬国連には関わっていないが、少々物書きをする日々が長くなっているので、後のディレクのために一つ面白いものを紹介したいと思う。
アウトライン・プロセッサ。
なんぞそれ、と思う方がいると思いますが、今から紹介していきます。
まずは、ディレクにとってのBGについてからお話しましょうか。
BGというのはどんな形態であってもよいと思いますが、一つの読み物として完成しているととても綺麗です。
一つの読み物とは、冒頭から最後までロジックで一つの筋が通っている、ということです。
人にBG執筆を依頼してしまうとどうしてもこれが難しくなりますが、せめて章単位で筋は通すべきです。
コピペの連発なんて論外ですよ。締め切り間際に「分からないのに書く」というのは一番やっては行けない行為です。それは、書かない方がマシなんです。書き手のバイアスを会議参加者に与えてしまうことになるからです。書くということはその分野に責任を持つということです。
でも、リサーチは教えてもらったことがあるけど、「書き方」なんて教わったことが無い――そういう方ばかりでしょう。そこで、今回、「書き方」について一つのソフトを紹介します。
http://autla.com/
アウトラ、というソフトです。
どういう風に使うか、というと、
私ならこんな感じ。
そもそもなんですが、ディレク(特に研究会の)に多いパターンとして、
いきなりBG書こうとするところから始める人が多いんですね。
それは、まずい。
まずこの会議でいけるのか、ってリサーチをして、その上でBGにしてみるとどうかなー、という考慮をする時間が絶対に不可欠です。
その際に、このアウトライン・プロセッサは使えます。
BGとしてデリに伝えないといけないことをどんどん列挙していけばいいわけですが、
そのなかで自分の知らない知識とかがどんどん出てくるわけです。
それをBGスタッフに投げる前に、図で言う作業フォルダに、自分の分からないことを明示することが大事なんですね。これが最終的に「読み物」としてBGが成立するかに関わってきます。
なぜなら、筋道が通るかどうかがここで分かれるから。
自分が分からないことを放置したまま人に投げたら、そりゃああなたの思っているものと違うものが完成したって文句は言えません。
で、そうなると最終的に「論点」がぶち壊われるんですね。
これまで模擬国連会議、何度も関わってきましたが、最後の最後で論点がダメ、というケース、よく見かけます。
それはきっと、「分からないことを分からない」まま放置して、筋道がたってないままBGを創っちゃうからじゃないのかなぁ。
というわけで、全国の悩めるBGライター、もといディレクさん。
こういうソフトもあるんだな、ということを知って頂ければ。
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